2年ぶりのコンサートホール2021年09月19日

なんと、2年ぶりのコンサートホール。聴衆をぐいぐい惹きつける演奏はカワケンならでは。久しぶりのホールの響き。堪能いたしました。嬉しいアンコールはモーツァルトピアノ協奏曲20番2楽章。ワクチンも摂取したことだし、新シーズンは継続して聞いてみようかな?



OEK 第424回定期公演マイスター・シリーズ2020年01月28日

1月25日、久々のコンサート。
オーケストラ・アンサンブル金沢 第424回定期公演マイスター・シリーズ
ベルク    室内協奏曲 作品8
挾間美帆    南坊の誓い(OEK新曲委嘱作品、世界初演)
ベートーヴェン    交響曲 第2番 ニ長調 作品36


グラミー賞にノミネートされたビッグニュースとともに挾間美帆登場。
演目は、OEK新曲委嘱作品「南坊の誓い」の初演。
マエストロは若きフランスの天才、マキシム・パスカル

華やかな鐘と共にオープニング。スゥイングする弦、踊る指揮者。
中盤はビオラが静かに引き締め、また華やかにフィナーレへと一気になだれ込む。
なかなか良い作品、演奏でした。

OEK 第420回定期公演マイスター・シリーズ ミンコフスキーのドヴォルザーク2019年10月12日

人気を博すOEK と芸術監督マルク・ミンコフスキのコンサート。台風で大荒れの天候でも満席のコンサートホール。
今回は定番とも言える演目、ドヴォルザークのスラヴ舞曲集と交響曲第9番。マイスターシリーズでこの定番演目はどうかと思うがそれはサテオキ、演奏は素晴らしかった。OEK としては大編成の陣容で力でグイグイ引き込む。このホールではややキャパオーバーかと思われる編成でも飽和することなく濃密なハーモニーで聴衆を魅了する、まさにミンコフスキマジック。OEKの弦の素晴らしさは言うまでもないが、いつもながら木管の美しさには脱帽。


6月のブラッハーの弾き振りと双璧を成す、年間ベストコンサート候補の一つですね。

イ・ムジチ合奏団 with 小松亮太2019年10月03日

イ・ムジチ合奏団 with 小松亮太

イ・ムジチ合奏団といえば、クラシックを聞き始めた頃、当時のリーダーであったアーヨ盤の四季のLPをよく聴いたものでした。
今回、はじめてイ・ムジチのステージを聞けて幸せ。残念ながら、アンセルミ氏の急逝にてスパダーノ氏がソロを担当したのだけれど、やっぱりイ・ムジチの世界観に変わりはなく堪能致しました。
アンコールもなんと4曲も演奏いただき、日本の四季より赤とんぼも聞けて大満足のコンサートでした。

小松亮太はこれもまた、昔にKOBAを聴いていて知ったバンドネオン奏者。
ピアソラの世界を堪能致しました。


金沢おどり2019年09月22日

今日は金沢のひがし、にし、主計町の三茶屋街の芸妓が一堂に会する金沢おどりへ。


金沢のきれいどころが集う豪華な舞台。


優雅で格調高い金沢素囃子から始まり、令和元年を彩る花舞台、三茶屋余情。
優雅に流れる踊りと唄を楽しみながら、個人的に大好きなお座敷太鼓、
最後の総おどりの金沢風雅は豪華絢爛、圧巻のフィナーレ。
今年も存分に楽しませていただきました。



岩城宏之メモリアル・コンサート2019年09月14日

岩城宏之メモリアル・コンサート
2019岩城賞受賞、鶴見彩のベートーヴェン

指揮:ユベール・スダーン
湯浅譲二    ピアノ・コンチェルティーノ(1994年OEK委嘱作品)ピアノ:木村かをり
ベートーヴェン    ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58  ピアノ:鶴見彩
ベートーヴェン    交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」

今回の日記は記録のみ。


IMA フェスティバルコンサート2019年08月25日

久しぶりのコンサート。
今回はIMA出身者とOEKが贈るラフマニノフ&チャイコフスキー
若手演奏家は初々しくて良いですね。

まずは定番。ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
ピアノは古海行子。確かに巧い。聴いていても安定感はある。
しかし、オケとの共演はやや経験不足か?自分の音を見失っているようにも思える。
ステージ度胸がついて華やかさが更に増すといいピアニストになるだろうなぁ。
今後の活躍に期待。辛口感想だけど、演奏は良かったよ。

後半は チャイコフスキー 交響曲 第5番 ホ短調 作品64
黄維明の指揮ははじめて聞くがやや大味か?
OEKメンバー+IMA出身者ということで中編成というところと、この選曲というところもあるが・・・。
木管はOEKメンバーで固めてあるので、安心して聴ける。弦では、チェロの若手3人(松本亜優、上村文乃、増山頌子)が良かった。

若手の演奏は初々しくて良いですね。^^


OEK 第417回定期公演マイスター・シリーズ2019年07月06日

オーケストラ・アンサンブル金沢
第417回定期公演マイスター・シリーズ
ミンコフスキが引き出す新たなOEKのかたち


指揮:マルク・ミンコフスキ
ヴァイオリン:クリストフ・コンツ
ベートーヴェン    ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ブラームス    セレナード第1番 ニ長調 作品11

昨年からOEKの芸術監督に就任した、ミンコフスキはなかなかタイミングが合わず、
今回はじめて聴きます。
どこか懐かしいOEKの昔の音を思い出させる、落ち着いたハーモニー。
派手さはないけれど、厳格な安定した指揮。選曲が鉄板であったこともありますが、
安心して落ち着いて聞けます。結構これは大事なことで、楽しい指揮、引き込まれる指揮、魅せられる指揮とこれまで色々なマイスターを迎えたOEKも久しぶりに落ち着けたのではないでしょうか?
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のソリスト、クリストフ・コンツのヴァイオリンはどこまでも優雅で美しく、滑らか、そして饒舌。良い演奏でした。

ブラッハーの弾き振り2019年06月19日

これはすごい。ブラッハーの弾き振り。
今季これを聴かずして何を聴く!!!
全く知らなかった、ブラッハー。
こんな素晴らしいリーダーでソリストがいたとは!



まずは、ブリテン    フランク・ブリッジの主題による変奏曲 op.10。
最初は興味津々で聴くも、あっという間にブラッハーワールドへ。
その余韻冷めやらに間に、ブラームス    ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77。
ブラームス    ヴァイオリン協奏曲は色々聴いてるが、これが一番かも?と思わせる出来。
前半一時間あまりを自らの弾き振りでオーケストラを引っ張る。
そのエネルギーの凄さにも感服。

その興奮のまま、後半のベートーヴェン    交響曲 第4番 変ロ長調 op.60へ。
ブラボーの嵐でした。

第18回北陸新人登竜門コンサート〈声楽部門〉2019年05月19日

本日はオーケストラ・アンサンブル金沢
第18回北陸新人登竜門コンサート〈声楽部門〉へ。
新人登竜門コンサートにカワケン、川瀬賢太郎が振る。しかもチケットは1,000円。これは聞き逃せない。


演奏曲目    
メンデルスゾーン    交響曲 第4番 イ長調 作品90 「イタリア」
モーツァルト    モテット「踊れ喜べ、汝幸いなる魂よ」K. 165(山下)
ドニゼッティ    歌劇《アンナ・ボレーナ》より このような手に負えぬ炎は(前澤)
ベッリーニ    歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》より ああ、幾たびか(髙橋)
ドニゼッティ    歌劇《ラ・ファヴォリータ》より 私のフェルナンド(高野)

メゾソプラノとソプラノを比べるとどうしても華のあるメゾソプラノ寄りな評価になるのは仕方ないとは思いますが、今回はドニゼッティ歌劇《アンナ・ボレーナ》を歌った、前澤歌穂さんが個人的一席。透き通る若々しい歌声が良かった。二席はドニゼッティ歌劇《ラ・ファヴォリータ》を歌った高野百合絵さん。堂々としたステージ捌きは中々のものでした。若いっていいよね。^^;;;;